開運のお寺さん 本尊 大日如来について
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大日如来はインドではバイロチャナと呼ばれていて、日本ではその音訳である毘盧遮那(ビルシャナ)仏の名前でも呼ばれます。但し日本においては大日如来と毘盧遮那仏は歴史的・宗派的・姿的に区別されます。バイロチャナはメソポタミアの光の神アフラ・マズダとも関連しているという説もあります。バイロチャナはアシュラの管理者であり、アシュラとはペルシャ語ではアフラになるからで、アフラ・マズダもアフラの王なのです。この辺の事情はゾロアスター教の話の所でも触れることにします。 大日如来はいわゆる両界マンダラにおいても、重要な位置をしめています。ここに両界マンダラというのは弘法大師が中国から持ち帰った胎蔵マンダラ、金剛界マンダラの2枚をいうものですが、この2つのマンダラの中央に大日如来が位置しています。ここで胎蔵マンダラの方には本来「界」の文字はついてないのですが、金剛界マンダラとの関わりからこちらにも「界」を付けて「胎蔵界マンダラ」と呼ぶ人がずいぶんいます。 さて、胎蔵マンダラでは大日如来の回りを無量寿・開敷華王・宝幢・天鼓雷音の4人の如来が取り囲み、その間を観音・文殊・普賢・弥勒の4人の菩薩が埋めています。方角的には東=宝幢,西=無量寿,南=開敷華王,北=天鼓雷音,北西=観音,北東=弥勒,南東=普賢,南西=文殊です。(ちなみに、無量寿如来とは阿弥陀如来の別名です)金剛界マンダラは金剛頂経に対応し、教理的に大日経に対応する胎蔵マンダラより進化した内容のものなので、本来この2つが並べられるのは変だとも言われるのですが、日本では弘法大師以来、この2つを並べる習慣が定着してしまっています。(弘法大師が中国で師事した恵果和尚がその発案者ではないかという説もあります。)金剛界マンダラでは大日如来を囲むのは阿シュク,宝生,阿弥陀,不空成就の四如来と金剛波羅密・宝波羅密・法波羅密・羯磨波羅密の4菩薩です。胎蔵マンダラで具体的な名称になっている仏たちが金剛界マンダラでは純化されて、抽象的な概念になっています。このほか金剛界には金剛法菩薩・金剛笑菩薩・金剛愛菩薩などといった名前の仏もたくさん出てきます。なお、大日如来の真言は胎蔵マンダラの大日如来「ナウマク・サマンダ・ボダナン・アビラウンケン」、金剛界マンダラの大日如来は「オン・バザラ・ダド・バン」となっています。種子は胎蔵の方がアーク、金剛界の方がバンです。 |
